夜の闇さえも品よくまとう

夜の闇さえも品よくまとう

ストーリー

古城の地下に代々受け継がれる吸血鬼の血を引く黒猫「クロウ」。一族の伝統である赤と金のマントを身にまとい、手には先祖から託された紫の秘薬の瓶を片時も離しません。

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その薬は「真実を映す」と言われていますが、クロウ自身もまだ正確な使い方を知らないというのが本当のところ——それでも誇り高く振る舞うのが伯爵家の流儀です。夜な夜な古城の窓辺に佇み、月を眺めながら気取った台詞を呟くのが日課ですが、聞いている者は誰もいません。「ヴォイド」とは同じ夜の世界の住人として一目置いており、たまに城で優雅なお茶会(という名の腹の探り合い)を開いています。気高く、孤独で、少しだけ寂しがり屋——それがクロウの素顔です。

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